
西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱対策のための個人防護具の供与及び国際緊急援助隊の派遣について
平成26年11月28日
- 西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱感染は,拡大を続け,同地域の4か国(ギニア,リベリア,シエラレオネ及びマリ)において,感染者15,327名,死亡者5,450名(11月25日,世界保健機関(WHO)発表)が発生しています。特に医療従事者等の安全確保のため必要とされている個人防護具(PPE)に関しては,国連総会等の場において安倍晋三内閣総理大臣から供与の用意がある旨を表明しており,リベリア,シエラレオネ,ギニア,マリから要請があったことを踏まえ,この度,約70万セットをこれらの国々に新たに供与することとしました。
- このうち国連エボラ緊急対応ミッション(UNMEER)の要請に基づき,PPE2万セットをUNMEERを通じ感染国に供与することとなったことから,UNMEERの本部の所在するガーナのアクラまで,国際緊急援助隊として派遣する自衛隊機によって近日中にこれを輸送する予定です。
- なお,PPEの輸送・配布のため,国際機関に対する緊急無償資金協力も併せて実施する方向で検討中です。
【参考】
- 西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対するこれまでの我が国の支援
(総額約1億4,500万ドル)
(1)緊急無償資金協力:約4,202万ドル
(2)緊急援助物資供与:約92万ドル
(3)国際機関への拠出金等:約215万7,000ドル
(4)専門家派遣:WHOを通じて延べ10名の日本人専門家が参加
(5)草の根・人間の安全保障無償資金協力:約80万ドル
(6)今後の支援:最大1億ドル
- 西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対する日本の支援