南スーダンの国内避難民等及び周辺国に流出した難民に対する緊急無償資金協力
平成26年5月20日
- 本20日,我が国政府は,国連世界食糧計画(WFP),国連児童基金(UNICEF),国連難民高等弁務官事務所(UNHCR),国際移住機関(IOM),赤十字国際委員会(ICRC)及び国連人道問題調整事務所(OCHA)を通じて,南スーダン共和国国内の避難民等に対する食料,水・衛生,保健・医療等の分野及び,周辺国に流出した南スーダン難民に対するシェルター等の分野に対する1,200万ドル(約11億6,400万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
- 昨年12月以降,首都ジュバで発生した衝突は,政府与党内の派閥抗争から発展し,民族間紛争の様相を呈しており,国内各地で大規模な暴力行為・人権蹂躙が深刻化しています。これまでに100万人近い国内避難民や20万人を超える難民が発生しており,緊急の対応が求められています。
- 本件資金協力は,本日,ノルウェーの首都オスロにおいて開催されている南スーダン人道支援会合で表明される予定です。
(参考)対南スーダン共和国支援概要
- 我が国は,これまで南スーダン共和国に対して,二国間及び国際機関を通じ,新国家建設(インフラ整備・ガバナンス能力強化),基礎生活向上(BHN)及び,食料安全保障分野を中心に総額約3.7億ドルの支援を行っている。