
マレーシア航空機の消息不明事案にかかる国際緊急援助隊による捜索救助活動の終了
平成26年4月28日
- マレーシア航空機(MH370便)が消息不明となっている事案に関し,今般,豪州政府が,マレーシア政府等との協議の上,航空機等による海上での捜索活動の終了の意向を表明したことを受け,我が国は,国際緊急援助隊として派遣していた自衛隊のP-3C哨戒機2機による捜索救助活動を,本28日をもって終了することを決定しました。
- 我が国の国際緊急援助隊による活動については,マレーシア政府及び豪州政府より,謝意が表明されています。
【参考1】アボット豪首相による発表要旨(28日)
- 現時点で,MH370便の残骸が海面で発見される可能性は非常に低く,今後は,海底での捜索に焦点をあてた新たな段階に移行する。
- 豪州政府は,民間企業と契約して,この捜索を行う考え。それまでの間,豪州,マレーシア及び中国の艦船が海上での作業を継続する。また,残骸物が発見された場合に備えて,豪州の航空機を待機させる。
【参考2】我が国による捜索救助活動の支援
- 我が国は,マレーシア政府から捜索救助活動への支援要請があったことを踏まえ,3月11日,外務省,海上保安庁,自衛隊,及びJICAから成る国際緊急援助隊の派遣を決定。
- 我が国は,自衛隊のP-3C哨戒機2機,C-130H輸送機2機,海上保安庁のガルフV(ファイブ)1機を国際緊急援助隊として派遣し,マレーシア・スバンを拠点に南シナ海における捜索救助活動を実施。3月下旬以降,豪パースに拠点を移し,海上保安庁のガルフV及び自衛隊のP-3C哨戒機2機がインド洋南部における捜索活動を実施。ガルフVは,4月3日まで,P-3C哨戒機2機は,本日(28日)まで捜索救助活動を継続していた。