
カンボジアにおける洪水被害に対する緊急援助について
平成25年10月21日
- 本21日,我が国政府は,カンボジアにおける洪水被害に関し,カンボジア政府からの要請を受け,国際協力機構(JICA)を通じ,3,200万円相当の緊急援助物資(発電機,浄水器等)の供与を実施することを決定しました。
- カンボジアでは,9月下旬から周辺地域における豪雨により,各地で洪水が発生し,家屋等の損壊,農地の水没等の被害を受け,多数の住民が避難する被害が生じています。18日付カンボジア政府発表によれば,死者168人,被災者総数約38万世帯(避難者数約3万世帯)となっています。
- 我が国としては,カンボジア政府の要請を踏まえ,我が国とカンボジアとの友好関係にも鑑み,被災者に対する人道的支援のために同国に対し緊急援助を行うこととしたものです。
(参考)
- 現在,同国では決壊した堤防の補修等の作業が進められており,その中で平成21年度環境プロジェクト無償資金協力「気候変動による自然災害対処能力向上計画」及び平成23年度ノンプロジェクト無償「洪水災害・防災対策支援」にて我が国が供与した重機が活用されている。また,同国における被災者支援活動では,平成23年の同国における洪水被害に対して緊急援助物資として供与したテントが活用されている。今回の洪水被害を受け,カンボジア政府からは改めて我が国協力への謝意が寄せられた。