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ガザ情勢悪化により被害を受けたパレスチナ人に対する緊急無償資金協力について

平成24年12月13日

  1. 我が国は,先般のイスラエルとガザ地区のパレスチナ武装勢力の衝突に伴うガザ情勢悪化により被害を受けたパレスチナ人に対する支援として,350万ドルの緊急無償資金協力を実施することとしました。
  2. 我が国は,国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)及び国連児童基金(UNICEF)と協力しながら,非食料物資,医薬品の配布等を早急に実施する予定です。
  3. 我が国は,1993年以降,米国,EUに次いで約13億ドルの対パレスチナ支援を実施してきています。今般の緊急無償資金協力は,イスラエルとパレスチナ武装勢力との間の停戦維持の環境確保,ひいては中東和平プロセス全体の進展にとって重要であるガザ地区の安定化にも資することが期待されます。
  4. 我が国は,今後も関係諸国と協力し,中東和平問題の解決に向け,積極的に貢献していく考えです。

(参考)
 本年11月下旬,イスラエル国防軍とパレスチナ武装勢力との間でガザ地区及びその周辺において緊張が高まった。停戦直後の国連の発表によれば,イスラエル側の死者数は6名,負傷者数は約230名,パレスチナ側の死者数は約160名,負傷者数は約1,270名の由。

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