平成24年5月18日
(参考)経緯等
2011年3月以降,反政府デモと治安当局との衝突により,多数の死傷者及び難民・避難民が発生。我が国を含む欧米諸国はシリア政府に対し,これまで暴力の即時停止を要求するとともに,経済制裁措置等を実施。また,アナン国連・アラブ連盟共同特使が仲介努力を行い,停戦や政治プロセス開始などの提案を示し,国連安保理においてもこれを支持し,シリア国連監視団(UNSMIS)の展開が進められつつあるが,依然として暴力は停止しておらず,事態改善の見通しは立っていない。UNHCRによると,トルコ,レバノン,ヨルダン,イラクなど近隣国においてシリア難民約7万人が発生している。