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シリアにおける政情不安により発生した難民・国内避難民等に対する緊急無償資金協力について

平成24年2月24日

  1. 24日(金曜日),我が国政府は,20113月より続くシリアにおける政情不安及び人道状況の悪化により発生した難民・国内避難民等への支援のため,300万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
  2. 我が国としては,赤十字国際委員会(ICRC)及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力しながら,食料,衛生用品の配布等を早急に実施する予定です。
  3. なお,本24日(金曜日),チュニジアで開催が予定されているシリア・フレンズ会合において,山根隆治外務副大臣から本件を発表する予定です。

(参考)経緯等

20113月以降,シリアで発生した反政府デモが首都を含む全土で拡大。治安部隊との衝突で多数の死傷者及び難民・避難民が発生。11か月経過しても依然として弾圧がやまず,北西部ホムスなど一部の都市においては,戦闘が激化している。国連は20121月までの死者数は5,400名以上と発表して以降,死者数の急増により集計不能としている。トルコ,レバノン,ヨルダンは国境を開放し,既に約2万人の難民・避難民を受け入れている。

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