
ギニアビサウにおける大統領選挙に対する緊急無償資金協力について
平成24年2月17日
- 本17日(金曜日),我が国政府は,3月18日(日曜日)に予定されているギニアビサウ共和国における大統領選挙の公平かつ円滑な実施を支援するため,国連を通じ,約34万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
- 今回の大統領選挙は,民主化,国民和解プロセス進展途上にある同国において,本年1月9日に逝去したサーニャ前大統領の後任となる新大統領を選ぶ重要な選挙であり,ギニアビサウ政府は,国際社会と協力し,同選挙の公正かつ円滑な実施に向けて取り組んでいます。我が国は,長年に亘り,同国の安定と開発に向けた取り組みを支援してきており,今回の大統領選挙に対する支援もその一環です。
- 我が国は,今回の大統領選挙の公正かつ円滑な実施が,ギニアビサウ,ひいては西アフリカ地域の安定につながることを期待しています。
(参考1)ギニアビサウにおける大統領選挙
本年1月9日,サーニャ大統領(当時)が逝去。1月20日,ペレイラ大統領代行が憲法規定に従い,大統領選挙を3月18日に実施する旨発表。
(参考2)ギニアビサウ概況
1973年の独立以来,内戦やクーデター等を繰り返す政情不安定な状況が続いており,国民和解,平和の構築が最大の課題となっている。内戦等に伴うインフラの破壊に自然災害等も重なり,貧困が深刻化。国民の6割以上が絶対的貧困にある世界最貧国の一つ。
このような中,2009年に就任したサーニャ大統領は,開発の重点4分野(教育,保健,農業,インフラ)を掲げて,挙国一致体制の下での国家の安定と開発の実現を目指して努力してきた。
(参考3)支援概要
選挙用資機材の調達(国連開発計画(UNDP)経由)。