カンボジア王国における洪水被害に対する緊急援助について
平成23年10月7日
- 本7日（金曜日）,カンボジア王国における集中豪雨による洪水被害に関し,カンボジア王国政府からの要請を受け，我が国政府は，国際協力機構（JICA）を通じ，2,500万円相当の緊急援助物資（浄水器，ポリタンク等）の供与を実施することを決定しました。
- カンボジア王国では，9月上旬からの集中豪雨により，各地で洪水が発生し，家屋等の損壊，農地の水没等の被害を受け，多数の住民が避難する被害が生じています。4日付政府発表によれば，死者167人，被災者総数21万5千人（避難者数約2万1千人）となっています。
- 我が国としては，同国政府の要請を踏まえ，我が国とカンボジアとの友好関係にも鑑み，被災者に対する人道的支援のために同国に対し緊急援助を行うこととしたものです。
（参考）
- 東日本大震災に際しては，ノロドム・シハモニ国王陛下から天皇陛下に，フン・セン首相から菅直人内閣総理大臣（当時）に対するお見舞い状が発出されるとともに，同国政府から義援金が我が国に対して提供されました。
- 現在，同国では決壊した堤防の補修等の作業が進められており，その中で平成21年度環境プロジェクト無償資金協力「気候変動による自然災害対処能力向上計画」にて我が国が供与した重機が活用されており，カンボジア政府から我が国協力への謝意が寄せられました。