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リビアにおける武力衝突により発生した避難民に対する緊急無償資金協力について

平成23年3月11日

  1. 本11日(金曜日),我が国政府は,リビアにおける政府と反政府側の武力衝突により発生した避難民への人道支援のため,500万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
  2. 我が国としては,7日に国連が発表した支援要請を踏まえて,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR),国連世界食糧計画(WFP),国際移住機関(IOM)と協力しながら支援を早急に実施する予定です。

【参考】

(1)今次支援内容
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):非食糧物資の提供 
国連世界食糧計画(WFP):食料支援
国際移住機関(IOM):避難民の移送

(2)経緯等
2月中旬にリビア東部のベンガジで発生した反政府デモが首都を含む全土で拡大したことから,政府と反政府側の熾烈な武力衝突により,多数の死傷者及び避難民が発生。カダフィ指導者は徹底抗戦の構えを崩しておらず,政府側は,一般市民を含む反政府デモ隊に対して,戦闘機使用を含む無差別攻撃を継続。
現時点までの被害者数は,死者6,000名以上(3日,国際人権連盟発表)。2月26日,国連安全保障理事会は,対リビア制裁決議1970を全会一致で採択。
治安情勢の悪化により,これまでチュニジア国境及びエジプト国境それぞれあわせて,19万人以上の避難民が発生。

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