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スリランカ民主社会主義共和国における洪水被害について
(前原外務大臣のお見舞いメッセージの発出及び緊急援助決定)

平成23年1月14日

  1. 本14日(金曜日),スリランカ民主社会主義共和国における記録的な豪雨による洪水被害に関し,スリランカ政府の要請を踏まえ,国際協力機構(JICA)を通じ,2,000万円の相当の緊急援助物資(テント,スリーピングマット)を供与することを決定しました。
    また,前原誠司外務大臣からピーリス・スリランカ外務大臣 (Hon. (Prof.) G. L. Peiris, Minister for External Affairs) に対し,洪水による被害に対するお見舞いのメッセージを発出しました。
  2. スリランカ民主社会主義共和国では,昨年12月末からの豪雨により,東部州を中心に洪水等が発生し,水没地域で多数の住民が取り残され,広範な地域で家屋や道路等が損壊し,住民が避難する被害が生じています。
【参考】被害状況
  1. スリランカ民主社会主義共和国では,昨年12月末からの同国東部,北部及び中部地域での記録的な豪雨により,同国東部州を中心に洪水が発生し,各地に大きな被害をもたらしている。スリランカでの豪雨は,北東モンスーンによる降雨が激しくなってきた昨年11月末から断続的に続いており,本年に入り一部地域では100年ぶりという記録的な集中豪雨に見舞われた。
  2. これまでに,全国で少なくとも被災者は約108万人以上,死者23名となっている。また,東部州を中心とした地域の国内避難民(IDP)キャンプに滞在する32万人以上も被害を受けている。(13日付「ス」政府の国家災害管理センター)。スリランカ政府は既に67.42百万ルピー(約70万米ドル)の緊急支援を決定。
  3. 東部州をはじめとする被災した各地域については,道路や通信ネットワークが寸断されるなど,正確な被害状況を把握することが困難な状況にあり,今後更に深刻な被災状況が明らかになる可能性もある。
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