平成23年1月14日
【参考】被害状況
- スリランカ民主社会主義共和国では,昨年12月末からの同国東部,北部及び中部地域での記録的な豪雨により,同国東部州を中心に洪水が発生し,各地に大きな被害をもたらしている。スリランカでの豪雨は,北東モンスーンによる降雨が激しくなってきた昨年11月末から断続的に続いており,本年に入り一部地域では100年ぶりという記録的な集中豪雨に見舞われた。
- これまでに,全国で少なくとも被災者は約108万人以上,死者23名となっている。また,東部州を中心とした地域の国内避難民(IDP)キャンプに滞在する32万人以上も被害を受けている。(13日付「ス」政府の国家災害管理センター)。スリランカ政府は既に67.42百万ルピー(約70万米ドル)の緊急支援を決定。
- 東部州をはじめとする被災した各地域については,道路や通信ネットワークが寸断されるなど,正確な被害状況を把握することが困難な状況にあり,今後更に深刻な被災状況が明らかになる可能性もある。