平成22年11月8日
- 本8日(月曜日),ジャワ島中部メラピ火山噴火による被害について,インドネシア政府から我が国政府に対し,火山噴火等に関する専門家の派遣を内容とする支援の要請がありました。
- 我が国は,このインドネシア政府の要請を受け,火山活動に関する専門家等から成る国際緊急援助隊専門家チームを派遣することを決定いたしました。
- 火山活動に関する専門家は,明9日(火曜日)に1名,10日(水曜日)に2名現地に向け日本を出発する予定です。
- インドネシアでは,10月26日以降大規模な噴火を続けるメラピ火山の活動により避難勧告地域が拡大しており,死亡者は140名以上に及び,住民27万人以上が避難を余儀なくされています。
(参考)火山噴火概要
(1)中部ジャワの活火山であるメラピ山の火山活動が22日頃から活発化。インドネシア火山地質災害対策局より周辺住民に避難勧告が出されていたが,26日以降噴煙及び噴火の発生を確認。3日及び5日の大規模な噴火により,避難勧告の範囲が山頂から半径20キロメートル圏内に拡大。被災地区はメラピ山南側山麓。
(2)被害状況は,11月8日9時現在,死亡者141名,負傷者453名,避難者279,702名(インドネシア国家防災庁発表)。