
パキスタン・イスラム共和国における洪水被害に対する国際緊急援助隊の派遣について
平成22年8月31日
- 本31日(火曜日),記録的な豪雨による洪水被害を受けたパキスタン・イスラム共和国政府からの要請を踏まえ,我が国は国際緊急援助隊・医療チームの派遣を決定しました。
- パキスタンでは,医療施設の不足や水の汚染により,感染症が拡大していますが,同医療チームは,パンジャブ州ムザファルガル県サナワンを拠点として,医療活動に従事する予定です。
- なお,我が国はこれまでに,緊急援助物資の供与をはじめとして,食料,水,衛生等の分野において総額約1,460万ドル(約12億4千万円)の緊急人道支援を表明・実施してきているとともに,国際緊急援助隊自衛隊部隊がパンジャブ州ムルタンを拠点として活動中です。
(参考)被害状況と我が国の支援
- 被害状況
パキスタン全国で,死者は約1,600名以上,被災者は約1,720万人(27日国連発表)。ハイバル・パフトゥンハー州をはじめ,パンジャブ州中南部やシンド州などの各州にも被害が拡大している。
- 我が国の支援
(1)緊急無償資金協力:計1,300万ドル
(2)緊急援助物資:計4,000万円相当(約40万ドル)
(3)ジャパン・プラットフォーム向け:1億円(約120万ドル)
(4)国際緊急援助隊自衛隊部隊の派遣
(5)国際緊急援助隊医療チームの派遣
(6)世銀及びADBによる被害ニーズ調査への専門家の派遣(計5名)