
パキスタンにおける洪水被害に対する緊急無償資金協力について
平成22年8月16日
- 本16日(月曜日),我が国政府は,記録的な豪雨による洪水被害を受けたパキスタン・イスラム共和国政府に対し,先に決定した300万ドルに加え,1,000万ドルを上限とする緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
- 我が国としては,同国政府の要請と8月11日に国連が発表した初期緊急洪水対策計画を踏まえ,我が国とパキスタンとの友好関係にもかんがみ,被災者に対する人道的支援のため同国に対し追加的な緊急援助を行うこととしました。
(参考)これまでの被害状況と我が国の対応
16日現在の死者は約1,600名以上,被災者は約1,400万人(国連発表)。ハイバル・パフトゥンハー州をはじめ,パンジャブ州中南部やシンド州などの各州にも被害が拡大している。
我が国は,今回の決定に先立ち,3日,同国に対し,2,000万円相当の緊急援助物資の供与(テントなど)及び300万ドルの緊急無償資金協力の実施を決定した。
また,3日,ジャパン・プラットフォーム(JPF)は,政府資金を活用して,期間3ヶ月,助成上限1億円の支援方針を決定した。
今回の追加支援により,我が国の支援総額は約1,440万ドルとなる。