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キルギス南部における民族衝突により発生した難民・国内避難民に対する緊急無償資金協力について

平成22年6月18日

  1. 本18日(金曜日),我が国政府は,キルギス南部における民族衝突により発生した難民・国内避難民に対し,約50万ドルを上限とする緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
  2. 我が国としては,赤十字国際委員会(ICRC)及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力しながら支援を早急に実施する予定です。
(参考)経緯等
  1. 6月10日夜に,キルギス南部オシュ市において,キルギス系及びウズベク系の若者の間で衝突が発生し,これを発端として,銃撃戦を伴う民族衝突に発展。キルギス暫定政府は,オシュ州(11日)及びジャララバード州(13日)に対して非常事態宣言を発出。
  2. 現時点までの被害者総数は,死者189名,負傷者数2,004名(17日,キルギス保健省発表)。
  3. 治安情勢の緊張化により,オシュ州において主にウズベク系住民が難民化し,11日以降キルギス・ウズベキスタン国境を越え,ウズベキスタン領内に避難。これまで約8万人がウズベキスタン側に流入しており,ウズベキスタン政府は、国際社会の支援を要請。キルギス国内においては,約30万人の国内避難民が発生。
  4. 既に米国が約650万米ドル,EUが約610万米ドルを支援表明済み。
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