
タジキスタン及び周辺国におけるポリオ対策のための緊急無償資金協力について
平成22年6月15日
- 本15日(火曜日)(現地時間同日),我が国政府は,タジキスタン及び周辺国におけるポリオ(小児まひ)対策のため,国連児童基金(UNICEF)を通じて,約20万ドル(195,950ドル)の緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
- この協力では,タジキスタン及び周辺国がポリオワクチンを入手できるようにするため,約35万人分のポリオワクチンの購入及び輸送を支援します。
(参考)経緯等
(1)本年3月中旬,タジキスタンにおいて急性弛緩性麻痺(AFP)と見られる症例が複数件発生。
(2)4月にはタジキスタンにおいてAFP171件が発生,12人の子どもが死亡。
(3)5月末にはタジキスタンにおけるAFPは545件に拡大し,そのうちポリオは141件と確認。更に,ウズベキスタンにおいてAFP31件,ロシアにおいてポリオ1件を確認。
(4)WHO及びUNICEFは,今後さらに感染が拡大する危険性が高いことから,タジキスタン及び周辺国において緊急にワクチン接種を実施。