
ハイチの地震被害に対する支援について
平成22年1月14日
- 13日朝(日本時間)にハイチにおいて発生した大規模な地震に関し、我が国は、先方政府からの要請を受け、地震被災者に対する人道的観点及び我が国とハイチとの友好関係に鑑み、次の支援を行うこととしました。
- 当面の支援として、500万ドルを上限とする緊急無償資金協力を行うこととしました。国連児童基金(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)等の国際機関と協力しながら支援を早急に実施する予定です。
- 加えて、3000万円相当の緊急援助物資(テント等)の供与を行います。
- 医療分野での支援等を念頭に、現地での調査と調整を目的として、四宮信隆ハイチ大使(ドミニカ共和国に駐在)を団長とし、外務省、防衛省及び国際協力機構(JICA)から成る緊急調査チームを本日中にも派遣する予定です。
【参考1】ハイチの地震被害
1月13日(水曜日)6時53分(現地時間12日16時53分)、ハイチにおいてマグニチュード7.0の地震が発生した。
当該地震の被害について、確たる情報はないものの、プレヴァル大統領より犠牲者が3万~10万人に上ると聞いている旨発言があり、また国際赤十字によれば支援が必要な被災者は300万人(人口961万人)に達すると推定されている等、状況は非常に深刻。
【参考2】他の主要ドナーの支援表明額
- EU 約435万米ドル(300万ユーロ)
- 独 約220万米ドル(150万ユーロ)
- イタリア 約70万米ドル(50万ユーロ)
- スペイン 約435万米ドル(300万ユーロ)
- 中国(赤十字) 100万米ドル
- ブラジル 1500万米ドル
- カナダ 約485万米ドル(500万加ドル)
(注1)予定額を含む
(注2)米国等の検討状況については確認中。
(注3)1ユーロ=1.45米ドル
1加ドル=0.97米ドル で算出