平成21年10月1日
- 9月30日(水曜日)夕刻、西スマトラ州パダン沖で発生した地震災害について、本1日、インドネシア政府から我が国大使館に対し、国際緊急援助隊の派遣及び緊急援助物資供与の要請がありました。
- 我が国は、インドネシア政府の要請を踏まえ、本日、被災者支援に万全を期すようにとの総理の指示を受け、救助チーム及び医療チームから成る国際緊急援助隊の派遣と、緊急援助物資(テント、スリーピングマット、毛布、発電機等)の供与を行うことを決定しました。
- 救助チームは、外務、警察、消防、海上保安庁、JICAの職員から成り、60名程度を本日から8日まで派遣する予定です。また、医療チームは、JICAに登録している医師、看護師等から成り、23名程度を本日から14日まで派遣する予定です。
- この救助、医療チームは、本日21時40分発のJALチャーター機により、出発する予定です。
- また、10月1日(木曜日)、今回の地震に際して、鳩山総理からユドヨノ大統領、岡田外務大臣よりハッサン・外相に対して、亡くなられた方々の御家族に対してお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた方々の速やかな回復と被災からの復興をお祈りするお見舞いのメッセージをそれぞれ発出しました。
(参考)地震発生の概要
(1)発生日時:9月30日17時16分(現地時間:日本時間19時16分)
(2)震源地:西スマトラ州パダン市西南西45キロメートル
(3)震源の深さ:80キロメートル
(4)地震の規模:マグニチュード7.6(アメリカ地質調査所発表)
(5)被害状況:
震源地に近い町では多数の建物が損壊。インドネシアの現地報道等(日本時間1日15時35分)によれば、死者464名、負傷者約500名、数千名が建物の下敷きになっている模様。