
ボリビアにおけるデング熱の感染拡大に対する緊急援助について
平成21年2月17日
- 日本国政府は、2月17日(火曜日)、デング熱の感染拡大による被害を受けたボリビア共和国政府に対し、約700万円相当の緊急援助物資(ポータブル噴霧器)を供与することを決定しました。
- ボリビア共和国では、本年1月より国内各地でデング熱が発生しています。ボリビア政府発表(現地時間12日)によれば、被害者の数はデング熱疑い例1万8,356人、デング熱確定例2,238人、デング出血熱疑い例66人、及びデング出血熱死亡者9人に上り、全国に感染が拡大しつつあり、今後被害状況の詳細が明らかになるにつれ、その規模が拡大することが危惧されています。また、降雨が続いているため、今後、蚊がさらに発生し、デング熱患者がさらに増加する可能性があります。
同国では、現在、デング熱が流行している主要市町村において、蚊の発生を防ぐための清掃及び燻蒸、デング熱の予防のための啓蒙活動、病院、診療所等におけるデング熱患者の治療等の自助努力を行なっていますが、事態の緊急性にかんがみ、我が国に対し緊急援助の要請がありました。
- 我が国としては、同国政府の要請を踏まえ、被災者に対する人道的支援の観点及び我が国とボリビアとの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものです。