平成20年11月28日
(参考1)コンゴ民主共和国東部情勢
(1)天然資源が豊富なコンゴ民主共和国東部地域では、従来より人民防衛国民会議(CNDP)を含む様々な武装勢力が活動していたが、本年8月に東部北キブ州でCNDPとコンゴ(民)国軍の間で戦闘が勃発、10月には戦闘が激化した。
(2)この事態を受けて、英、仏、ベルギーなどが相次いで現地を訪問した他、アフリカ連合(AU)主催の首脳会議が開催される等、国際社会は、事態の沈静化に向けた懸命の努力を行っている。20日、国連事務総長の要請を受けて安保理は、国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)の増員を決議した。
(3)同地域では、国連の発表によれば現在までに約40万人の国内避難民が発生し、深刻な人道状況に対する国際社会の支援が求められており、既に英(500万ポンド)、 仏(750万ユーロ)、ベルギー(520万ユーロ)等多くの国が支援を発表している。
(参考2)緊急無償資金協力の内訳
(1)供与額:約7億9100万円(約700万ドル)
(2)内訳
(イ)UNICEF経由:約3億6200万円(約320万ドル) (毛布、医薬品、食器類、トイレ等)
(ロ)UNHCR経由:約2億300万円(約180万ドル) (キッチンセット、水バケツ、防水シート等)
(ハ)WFP経由:約2億2600万円(約200万ドル) (とうもろこし)