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ハイチ共和国におけるハリケーン災害に対する緊急無償資金協力について

平成20年9月19日

  1. 我が国政府は、9月19日(金曜日)、ハリケーンの連続通過により大規模な災害を受けたハイチ共和国における被災民支援のため、国際連合世界食糧計画(WFP)及び国際移住機関(IOM)を通じ、約160万ドル(約1億8千万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定した。
  2. 我が国としては、今回の災害によりもたらされた甚大な被害に対する人道的支援の必要性及び我が国とハイチ共和国との友好関係に鑑み、緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
  3. なお、我が国政府は、今回の決定に先立ち、ハリケーン・グスタフ被害に対する緊急援助物資(プラスチックシート、浄水器、ポリタンク、テント、毛布、発電機、スリーピングマット、簡易水槽等。約1,700万円相当)及び、ハリケーン・ハンナ及びアイク被害に対する緊急援助物資(プラスチックシート、浄水器、ポリタンク、テント、毛布、スリーピングマット、簡易水槽。約2,200万円相当)の供与を実施している。今回の無償資金協力により、我が国による今般のハリケーン被害に対する緊急支援は、総額約2億1,900万円となる。

(参考)

(1)ハイチ共和国では、8月中旬から9月上旬にかけて、ハリケーン「フェイ」、「グスタフ」、「ハンナ」、「アイク」が同国付近を通過し、洪水や家屋の損壊等の被害が発生。9月11日の内務省市民保護局発表によれば被害状況は、死者326名、行方不明者50名、負傷者186名、避難者15万1,072名、被災世帯数約17万0,015世帯、全壊家屋1万842棟及び損壊家屋3万5,125棟等。

(2)9月11日、国連は、同国被災民を対象とした緊急人道支援として、今後6か月に必要と見込まれる総額約1億700万ドルのフラッシュ・アピールを発出。本件緊急無償資金協力は、右緊急アピールに応えたもの。

(3)供与先及び供与額等

(イ)国際連合世界食糧計画(WFP)

(a)供与額:約1億1,300万円(約100万米ドル)

(b)内容:緊急食料(穀類、豆類、植物油、塩)供与

(ロ)国際移住機関(IOM)

(a) 供与額:約6,700万円(約60万米ドル)

(b)内容:
 (i)シェルター改修
 (ii)家屋改修用道具及び台所用品の供与

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