
ハイチ共和国におけるハリケーン・ハンナ及びアイク被害に対する緊急援助について
平成20年9月10日
- 我が国政府は、9月10日(水曜日)、ハリケーン・ハンナ及びアイクによる被害を受けたハイチ共和国に対し、約2,200万円相当の緊急援助物資(プラスチックシート、浄水器、ポリタンク、テント、毛布、スリーピングマット、簡易水槽)を供与することを決定した。
- ハイチ共和国では、9月1日から2日(現地時間。日本時間2日から3日)より、ハリケーン・ハンナが北部沖合を通過したほか、9月7日には、ハリケーン・アイクが北部海上を通過し、7日付同国内務省統計によれば、同国北部・中部全域にわたって死者172名、行方不明者27名、負傷者99名、避難者7万1,108名、被災世帯数8万6,537世帯などの被害をもたらしている。
現在、ハイチ共和国では、洪水や地滑りによる家屋の損壊に加え、停電や断水等により、被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にある。同国政府は、復旧のために鋭意取り組んでいるが、被害が大きいため、我が国を含む国際社会に対し、緊急援助を要請している。
- 我が国としては、同国政府の要請を踏まえ、今回の災害による被災者に対する人道支援の観点及び我が国とハイチ共和国の友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。