
パプアニューギニア独立国における洪水災害に対する緊急援助について
平成19年11月22日
- 我が国政府は、11月22日(木曜日)、サイクロンに伴う洪水被害を受けたパプアニューギニア独立国(PNG)政府に対し、約1300万円相当の緊急援助物資(テント、プラスチックシート、毛布等)を供与することを決定した。
- PNGでは、12日より続いたサイクロンによる豪雨の結果、19日同国オロ州を中心に東部地域にて洪水が発生した。同地域では、家屋、橋梁、道路及び農地等に甚大な被害が出ており、州都ポポンデッタでは橋が崩壊し、陸の孤島になっている模様である。各地の情報が明らかになるにつれ、死傷者数は増加しており、PNG政府は国立災害センターが中心となり被害状況等の確認を行っているが、22日現在政府からの公式発表では、死者数71名(報道によれば153名)、被災者数約5万3千名と発表し、その数は今後増加するものと伝えられている。
- 我が国としては、同国政府の要請を踏まえ、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点および我が国とパプアニューギニアとの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととした。