パキスタン・イスラム共和国における洪水災害に対する緊急援助について
平成19年7月6日
- 我が国政府は、7月6日（金曜日）、洪水災害を受けたパキスタン・イスラム共和国政府に対し、約1,300万円相当の緊急援助物資（スリーピングマット、プラスチックシート、ポリタンク）を供与することを決定した。
- パキスタン南部（シンド州及びバロチスタン州）では、6月24日のサイクロン通過に始まる一連の大雨・洪水被害により、死者数でシンド州110名、バロチスタン州132名、北西辺境州28名と合計250名を超えているほか、行方不明者の合計195名、被災家屋は10万世帯に上り、被災民は避難生活を余儀なくされている。
現在、パキスタンでは、広範囲の地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行なうとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。
- 我が国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点及び我が国とパキスタンとの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。