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ソロモン諸島における地震・津波災害に対する緊急無償資金協力について

平成19年4月10日

  1. 我が国政府は、4月10日(火曜日)、本件地震・津波による被害に関し、被災民救援のため、国連児童基金(UNICEF)に対して30万米ドル(約3,500万円)、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)に対して20万米ドル(約2,300万円)の緊急無償資金協力を、それぞれ実施することを決定した。
  2. 我が国としては、今回の災害によりもたらされた甚大な被害および我が国とソロモン諸島の友好関係に鑑み、緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
  3. 我が国は、今回の決定に先立ち、4月4日(水曜日)にソロモン諸島政府に対し、約1,300万円相当の緊急援助物資(毛布等)の供与を実施している。
  4. また、我が国政府は、すでに現地に関係職員を派遣し、現地状況の確認を行ったところであるが、さらに、同国に対する今後の人道・復興開発支援を視野に入れ、近く、現地の援助需要調査のために、国際協力機構(JICA)調査団を派遣予定。

(参考)

(1) ソロモン諸島では、4月2日(月曜日)午前7時40分(日本時間5時40分)頃、首都ホニアラ北西345kmのニュージョージア諸島で、マグニチュード8.1(震源の深さは10キロメートル)(米国地震調査所)の地震が発生し、その後、大規模な津波が押し寄せた。
 ソロモン国家災害委員会によれば、8日現在、死者39名、行方不明者数十名、被災者約50,000名(推定)、全壊・半壊破壊家屋900から2,500棟の被害をもたらした。

(2) 供与先及び供与額等
(イ) 国連児童基金(UNICEF)
(a) 供与額:約3,500万円(30万米ドル)
(b) 内容 :保健・栄養・水支援(医薬品、医療機器、栄養剤、生活用水の供与等)、児童保護(トラウマ・ケア等)

(ロ) 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)
(a) 供与額:約2,300万円(20万米ドル)
(b) 内容 :食糧、衛生キット、非食糧物資の供与等

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