国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

スーダンにおける平和の定着に対する緊急無償資金協力について

平成18年12月1日

  1. 12月1日(金曜日)、我が国政府は、スーダン共和国における人道状況の改善を支援し、平和の定着を後押しするために、総額3,000万ドルの緊急無償資金協力を実施することとした。その内訳は、国連世界食糧計画(WFP)に対し1,300万ドル、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し1,200万ドル、国連PKO局地雷対策サービス部(UNMAS)に対し300万ドル及び赤十字国際委員会(ICRC)に対し200万ドルである。
  2. 今次支援は、ダルフール地域の深刻な人道状況の改善の必要性と、雨季明けに伴い南部スーダンへの難民・国内避難民の帰還が本格化することを踏まえて決定したものである。具体的な我が国の支援対象は以下のとおり。

    (1)ダルフール及び南部を中心とした地域における帰還難民・国内避難民及び脆弱者を対象とした、緊急食糧支援(WFP)

    (2)南部スーダンにおける難民の帰還支援(移動手段の提供、トランジット・センターの建設等)及びコミュニティ・サービス支援を中心とした帰還民再統合支援(保健所の整備、毛布、蚊帳等の提供等)(UNHCR)

    (3)スーダン南西部における地雷・不発弾調査及び除去活動(UNMAS)

    (4)ダルフール地域へのハンドポンプ、井戸等水供給関連施設整備(ICRC)

  3. 2005年1月の南北包括和平合意の成立以降、我が国はスーダンにおいて地雷除去や食糧援助、難民の帰還支援等を行ってきており、今回の支援を含め、これまでに約1億5,000万ドル程度の支援の実施を決定している。
  4. 我が国は、スーダンを含めたアフリカ各地において人道状況が改善し、平和が早急に定着することを期待しており、そのための支援を引き続き積極的に行っていく。


このページのトップへ戻る
目次へ戻る