
ミャンマーに対する緊急無償資金協力について(ポリオ予防接種に対する支援)
平成18年7月21日
- 我が国政府は、7月21日(金曜日)、ポリオ感染の拡大防止を目的として、ミャンマーに対し、ユニセフ(国連児童基金)を通じ、約26万ドル(約2800万円)の緊急無償資金協力を行うことを決定した。
- ミャンマーにおいて、2003年にポリオの撲滅を宣言して以来はじめて、生後19ヶ月の幼児がポリオに感染したことが確認された。WHO(世界保健機構)はポリオについて世界レベルでの早期撲滅を目指しており、今回のミャンマーにおけるポリオ発生が感染拡大に繋がらないよう迅速に対策を講じることが極めて重要である。
- こうした状況を踏まえ、ミャンマー政府は、ユニセフと協力し、8月及び9月の2回にわたり、約197万人の5歳以下の児童を対象とした予防接種を実施する予定であり、ユニセフは、このうち9月の予防接種実施のためのワクチン購入、輸送費用等に対する支援を我が国に対して要請してきた。
- 我が国としては、ミャンマーの児童をポリオの感染から救い、かつ近隣諸国への感染を防ぐという緊急かつ人道的観点から、本件緊急無償資金協力を実施することとした。