平成18年7月20日
- 7月20日(木曜日)、我が国政府は、エクアドルにおいて、トゥングラウア火山の噴火により、大規模な被害が発生したことを受け、同国政府に対し、約1,000万円相当の緊急援助物資(テント、毛布、浄水器、発電機等)を供与することを決定した。
- エクアドルではトゥングラウア火山の噴火により、7月18日(火曜日)現在で、死者1名、避難者約12,000人に上る人的被害が発出しており、同火山が所在するチンボラソ県及びトゥングラウア県における農地・農作物、家畜への被害も大きいほか、かかる被害が他県にも拡大することが懸念されている。エクアドルでは、現在、広範囲の地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行なうとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。
- わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点及び我が国とエクアドルとの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。
(参考)
トゥングラウア火山(標高5,023メートル、首都キトの南方135キロメートルに所在)は、7月14日(金曜日)午後(現地時間)に爆発し、近隣地域への大量降灰、火砕流が発生している。またその後も数回の噴火が確認されている。19日、エクアドル政府より具体的支援要請があったことを受け、今般、我が国として緊急援助を行うこととしたもの。