国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

フィリピン・レイテ島における大規模地滑りに対する緊急無償資金協力について

平成18年3月3日

  1. わが国は、大規模地滑りの被害を受けたフィリピンに対し、被災者向けの仮設住居の建設支援を目的として、53万5,715ドル(2,625万ペソ、約5,700万円)の緊急無償資金協力を行うこととした。
  2. 現在、家屋および家財を失った被災者は、今後の生活見通しが立たないまま、不自由な避難生活を強いられている。こうした状況を踏まえ、フィリピン政府はわが国に対して仮設住居の建設資材および工具を要請してきた。
  3. 今般の支援は、最も深刻な被害を受けたセントバーナード市ギウサンゴン地区の復興支援のために活用されることとなっている。

(参考)

1. 2月17日(金曜日)朝、フィリピン・レイテ島南部において発生した大規模地滑り災害は、同月24日(金曜日)正午、捜索作業が打ち切られた。27日(月曜日)のフィリピン政府発表によれば、死者141名、行方不明者980名、避難者3,264名。

2. わが国の支援

(1)2月21日(火曜日)、約2,500万円相当の緊急援助物資(テント等)をフィリピン社会福祉開発省に引渡し。

(2)2月22日(水曜日)~24日(金曜日)、二次災害の危険性調査のためのJICA専門家を現地に派遣。

(3)2月28日(火曜日)~3月3日(金曜日)、遺体確認作業支援のため、鑑識分野のJICA専門家を現地に派遣。

(4)3月1日(水曜日)~3日(金曜日)、今後の支援の可能性を検討するニーズ・アセスメント調査団を現地に派遣。



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