
グアテマラ共和国における豪雨災害に対する緊急無償資金協力について
平成17年10月28日
- わが国政府は、10月28日(金曜日)、熱帯性低気圧「スタン(STAN)」による豪雨災害を受けたグアテマラ共和国政府に対し、被災者への食糧支援等を目的として約78万ドル(約8,350万円)の無償資金協力を行うことを決定した。
- グアテマラ共和国では、10月2日(日曜日)から9日(日曜日)にかけて熱帯性低気圧スタン(STAN)による集中豪雨に見舞われ、河川の氾濫、土砂崩れ等が発生し、死者・行方不明者1,513名(内、判明した死者数669名)、被災者474,821名の甚大な被害(現地時間23日現在)が生じている。
現在、グアテマラ共和国では、広範な地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行うとともに、国際社会に対し緊急援助を要請した。
- わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の必要性およびわが国とグアテマラ共和国の友好関係に鑑み、同国に対し緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
- なお、既にわが国は、10月8日同国政府に対して、1,200万円相当の緊急援助物資(毛布、浄水器、簡易水槽、発電機、ポリタンク、プラスチック・シート)の供与を実施しており、これで総額約1億円の支援を実施することになる。