
タジキスタンにおける洪水災害に対する緊急援助について
平成17年7月22日
- わが国政府は、タジキスタンにおいて、大規模な洪水被害が発生したことを受け、同国政府に対し、約1000万円の緊急援助物資(発電機、浄水器、簡易水槽、プラスチックシート)の供与を決定した。
- タジキスタンでは、気温の上昇に伴って発生した大量の雪解け水により、同国南部のハトロン州を流れるピャンジ河の水位が急激に上がり、同河護岸堤防が決壊し、これにより大規模洪水が発生した。現地からの報告によれば、今回の災害により、約1400世帯が避難したほか、家屋や道路、橋梁、農地にも甚大な被害が発生している。
タジキスタンでは、現在、1万人以上の被災者が不自由な生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行うとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。
- わが国としては、今回の洪水による被災者に対する人道的支援の観点およびわが国とタジキスタンとの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。