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インドネシア共和国に対する緊急無償資金協力について

平成17年7月15日

  1. わが国政府は、7月15日(金曜日)、干ばつに起因して発生した深刻な栄養失調状況に鑑み、インドネシア共和国に対し、世界食糧計画(WFP)を通じて約156万ドル(約1億6,700万円)の緊急無償資金協力を行うことを決定した。
  2. インドネシア共和国東部の東西ヌサトゥンガラ州は、本年深刻な干ばつに見舞われており、多くの地域で農作物の収穫が減少し、多数の住民が日常必要な食糧も十分得られない状況に陥っている。
  3. このため両州では、約18万人の栄養失調児が発生し、死者も多数発生するなど、深刻な事態となっている。WFPは両州における5歳以下の特に深刻な栄養失調児に対し、栄養状況改善のためにスキムミルクを供与することを計画しており、本計画の実施につき、わが方に対し支援を要請してきた。
  4. わが国としては、人道的支援の観点、およびわが国とインドネシア共和国の友好関係に鑑み、緊急無償資金協力を実施することとした。
  5. 本件計画の実施により、両州における幼児の栄養状況が改善し、一人でも多くの栄養失調児の命が救われることが期待される。


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