国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)



ベネズエラにおける洪水被害に対する緊急援助について

平成17年4月5日

  1. わが国政府は4月5日(火)、ベネズエラ・ボリバル共和国において、大雨による洪水のため甚大な被害が発生していることを受け、同国政府に対し、約1,500万円の緊急援助物資(発電機、ポリタンク、テント、毛布等)を供与することを決定した。

  2. ベネズエラでは、2月6日(日)より全国規模で大雨が降り続き、首都カラカスを始め同国の中央部および西部各州を中心に住宅家屋の浸水、道路網の冠水による通行不能等多大な被害が発生した。約2ヶ月経過した現在においても、依然として地域住民の生活に大きな支障が生じたままとなっている。ベネズエラ当局によれば、被害状況は、死者62名、行方不明者60名、被災者数44,825世帯220,340名、被災家屋43,366戸(うち全壊6,012戸)となっており、現在でも被災者15万人以上が避難所生活を強いられ、未だに通常の生活に戻れない状況となっている。
     このような状況の下、同国政府は、国連児童基金(ユニセフ)等国際機関の支援を得て復旧のための自助努力を行うとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。

  3. わが国としては、今回の自然災害による被災者に対する人道的支援の観点およびわが国とベネズエラの友好協力関係に鑑み、同国政府に対し緊急援助を行うこととしたものである



このページのトップへ戻る
目次へ戻る