平成17年3月11日
- わが国政府は、3月11日(金)、アフガニスタンにおける「マザリ・シャリフ警察支援計画」を支援するために、アフガニスタン移行政権に対し、約1億1,100万円の緊急無償資金協力を行うことを決定した。
- アフガニスタン北部の最重要都市であり、96年のタリバンによる首都カブール陥落後、反タリバン勢力「北部同盟」の最大拠点であったバルフ県の県都マザリ・シャリフは、首都カブールおよび南部カンダハールと並び、わが国の対アフガニスタン支援の最重点地域の一つとなっている。
これら支援とともに、「平和の定着」に向け、治安・政治プロセス・復興を三位一体でアフガニスタン支援を推し進めるという観点からは、治安の確保が非常に重要な要素となっている。こうした観点から、バルフ県からアフガニスタン内務省を通じて、本件警察支援に対する支援要請がなされた。
- 政治プロセス、治安の改善、復興への支援を通じてアフガニスタンの「平和の定着」を進めるわが国は、地方支援の拡充により和平プロセスを支える国民の支持を増進することが重要であると認識している。今回の支援を通じて、マザリ・シャリフ警察が移動・通信手段を備えることにより、活動能力・範囲が拡大し、マザリ・シャリフにおける治安情勢の安定化に寄与し、また、わが国を含めた各支援国の援助要員の安全が確保されることの重要性を考慮して、今回の緊急無償資金協力を実施することとした。
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