パキスタン・イスラム共和国における
豪雨、雪崩、地滑り災害に対する緊急援助について
平成17年2月16日
- わが国政府は、2月16日（水）、豪雨、雪崩、地滑り災害を受けたパキスタン・イスラム共和国政府に対し、約2,100万円相当の緊急援助物資（テント、毛布、プラスチック・シート）を供与することを決定した。
- パキスタンのバロチスタン州南部において今月上旬より断続的に継続している豪雨によりアラビア海沿岸部が洪水の被害を受け、ダムの決壊も発生しており、パキスタン政府は15日現在、54名が死亡し、多数の家屋が全壊または半壊したと発表している 。
- また、カシミール地方及び北西辺境州の山間部において断続的に継続している豪雪は、雪崩および地滑りを引き起こし、パキスタン政府発表で、15日現在、327名が死亡、258名が負傷、少なくとも200以上の家屋が全壊または半壊としている。
- このような状況の下、現在パキスタン政府は復旧のために自助努力を行うとともに、国際社会に対し緊急援助を要請している。
- わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点およびわが国とパキスタンの友好関係にかんがみ、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。