国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

スマトラ沖大地震および
インド洋津波被害に対する
国際緊急援助隊・医療チーム第二次隊の派遣について
(インドネシア)

平成17年1月7日


  1. わが国政府は1月7日(金)、今回のスマトラ沖大地震およびインド洋津波被害における支援として、インドネシア政府に対し、12月29日に派遣決定した一次隊に続き、21名からなる国際緊急援助隊・医療チーム第二次隊(外務省員、医師、看護師、薬剤師等)を1月8日より2週間派遣することを決定した。

  2. 現在派遣されている医療チームは、1日あたり最大270名の患者を診察している他(外傷、目の疾患、風邪、下痢の事例が多い)、公衆衛生に関する助言も行っている。同チームは12日に帰国予定であるが、引き続き現地での医療ニーズは高いことから、今般、国際緊急援助隊・医療チーム第二次隊の派遣を行うこととしたものである。

    (参考)
    (1) インドネシアでは、今回の地震災害により、同国内において9万人以上が死亡したとされているほか、負傷者及び避難民も多数発生しており、避難民は劣悪な衛生状況におかれている。
    (2) わが国政府は、今次災害においてインドネシア政府に対し、以下の緊急支援を行っている。
    (イ)緊急援助物資(総額約2,600万円相当。テント、毛布、発電機等)
    (ロ)緊急無償資金(150万ドル:緊急用食糧・医療関係機材)の供与
    (ハ)国際緊急援助隊・医療チームの派遣
    (3) また、1月1日に小泉総理大臣コメントにおいて表明した、緊急支援措置として無償で供与する当面5億ドルのうち、約1.3億ドルをインドネシア政府に直接供与する他、国際機関を通じた支援にあてられる2.5億ドルについても、インドネシアにおける支援活動に大きく貢献するものとなる。
    (4) 更に、インドネシアにおいて自衛隊を活用した輸送支援や衛生状況改善のための措置を実施する準備を進めており、昨6日、航空自衛隊の輸送機が出発したところである。


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