平成17年1月6日
- わが国政府は、スマトラ島沖大地震により、タイのアンダマン海沿岸地域において甚大な津波被害が発生していることを受け、タイ王国政府に対し、国際緊急援助隊の専門家チームとして、捜索技術・救援活動のための専門家(消防を中心とする5名)の派遣を決定した。同チームは、7日に本邦を出発し、被災地域において関係機関に対する助言、指導を含む活動を行う。
- 国際緊急援助隊・専門家チームとしては、4日、被災死亡者の遺体の人定確認のためのDNA検体の採取およびDNAの鑑定の専門家等4名が既に派遣されている。
(参考) わが国はタイに対し、現在までに以下の支援を行っている。
- 捜索、救助のため、艦載ヘリを含む自衛隊艦艇3隻(護衛艦「きりしま」、護衛艦「たかなみ」、補給艦「はまな」)の派遣。
- 国際緊急援助隊・救助チーム(消防庁、警察庁、海上保安庁、外務省、JICA)の派遣。第二陣(消防ヘリチーム)は、1月2日よりヘリ2機による救助活動を実施。
- 国際緊急援助隊・医療チーム(医師、看護師、薬剤師、外務省員等)の派遣。
- 緊急援助物資(テント、毛布、浄水器、発電機、医療品約1000万円相当)の供与。
- 国際緊急援助隊・専門家チーム(DNA検体採取・鑑定専門家)の派遣。