平成17年1月4日
-
わが国政府は、スマトラ島沖大地震により、タイのアンダマン海沿岸地域において甚大な津波被害が発生していることを受け、タイ王国政府に対し、国際緊急援助隊の専門家チームとして、DNA検体採取専門家及びDNA鑑定専門家の派遣を決定した。同チーム3名は、4日に本邦を出発する予定。
- 同チームの派遣は、現地において被災死亡者の遺体の人定確認のため、遺体からのDNA検体の採取およびDNAの鑑定の専門家が喫緊に必要とされていることによるものである。
(参考)わが国はタイに対し、現在までに以下の支援を行っている。
- 捜索、救助のため、艦載ヘリを含む自衛隊艦艇3隻(護衛艦「きりしま」、護衛艦「たかなみ」、補給艦「はまな」)の派遣。
- 国際緊急援助隊救助チーム(消防庁、警察庁、海上保安庁、外務省、JICA)の派遣。第二陣(消防ヘリチーム)は、1月2日よりヘリ2機による救助活動を実施。
- 国際緊急援助隊・医療チーム(医師、看護師、薬剤師、外務省員等)の派遣。
- 緊急援助物資(テント、毛布、浄水器、発電機、医療品約1000万円相当)の供与。