国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

スマトラ沖の大地震および
インド洋津波被害による
タイでの津波災害に対する緊急援助について

平成16年12月28日


  1. わが国政府は、インドネシア・スマトラ島沖大地震により、タイのアンダマン海沿岸地域において津波被害が発生したことを受け、タイ王国政府に対し、以下の国際緊急援助隊の派遣を決定した。

    国際緊急援助隊の内訳
    (1) 自衛隊の部隊(インド洋におけるテロ特措法に基づく対応措置の実施を他の 部隊と交代し、帰国のためマレーシア東方海上を航行していた部隊。艦載ヘリ を含む艦艇3隻(護衛艦「きりしま」、護衛艦「たかなみ」、補給艦「はまな」)。
    29日現地着
    (2) 捜索・救助チーム(約50名) 29日成田発
    (3) 医療チーム(約20名) 30日成田発

  2. タイでは、26日発生した同地震により、プーケットを中心としてアンダマン海側沿岸地域において、日本時間28日午後3時現在、死者1,010名を数える大規模な被害が発生し、邦人観光客についても2名の死亡が確認されている。

  3. タイ政府は、被災者救助のため全力をあげているが、災害の規模が大きく、被災地では依然多数の行方不明者が残されており、物資も不足していることから、わが国政府に対して援助の要請がなされたものである。わが国としては、今次災害の深刻さ、人道的観点、わが国とタイとの友好関係及び被災者には邦人も含まれていること等にかんがみ、緊急援助を行うこととした。

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