
フィリピンにおける集中豪雨被害
に対する緊急無償資金協力について
平成16年12月9日
- わが国政府は、12月8日、集中豪雨被害を受けたフィリピン共和国政府に対し、被災民への食糧支援を目的として、約35万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定した。
- 9日、山崎隆一郎駐フィリピン国大使よりソリマン社会福祉開発省長官に対し、本件支援について伝え、先方より謝意の表明があった。
- フィリピンでは、11月20日以降、台風及び熱帯低気圧により、ルソン島東部ケソン州を中心に集中豪雨が発生し、死者532名、行方不明者390名および避難者86,399名の被害(12月5日時点)をもたらした。
現在、フィリピンでは、依然として広範囲の地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行なうとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。
- わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点およびわが国とフィリピンの友好関係に鑑み、同国に対し緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
- なお、今回の決定に先立ち、12月3日、わが国は、同国政府に対して約2,800万円相当の緊急援助物資(毛布、テント、発電機等)の供与を行った。