国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

グレナダにおける
ハリケーン災害に対する緊急援助について

平成16年9月13日


  1. わが国政府は、9月13日(月)、グレナダにおいてハリケーンによる甚大な被害が発生していることを受け、同国政府に対し、カリブ防災機関(CDERA)を通じて約670万円の緊急援助物資(テント、プラスチックシート、発電機)を供与することを決定した。

  2. グレナダでは、7日に、同国全土を襲ったハリケーン・アイバンにより、死者17名、負傷者60名以上、多数の行方不明者および避難者が発生している。また、同国全土にわたり、首相官邸、警察署、刑務所を含む約9割の建造物が全壊または半壊し、水道、電気、通信設備等の基礎インフラも機能不全に陥っている状況にある(9日21時時点のカリブ防災機関発表被害状況)。
     現在、グレナダでは、広範囲の地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、カリブ防災機関の協力を得て復旧のための自助努力を行なうとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。

  3. わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点およびわが国とグレナダの友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。

(参考)
  1. グレナダは、カリブ海に位置する人口約9万4,000人の島嶼国。観光業を主な産業とする。

  2. カリブ防災機関(CDERA)は、カリブ共同体(カリコム)首脳会議における合意に基づき、1991年に設立された機関。ハリケーン、地震等の自然災害への緊急対応および災害管理を行う。

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