アフガニスタンの
「選挙実施計画」のための国連開発計画（UNDP）
に対する緊急無償資金協力について
平成16年7月16日
- わが国政府は、7月16日（金）、アフガニスタンにおける「選挙実施計画」を支援するために、国連開発計画（UNDP）に対し、880万ドル（9億6,800万円）の緊急無償資金協力を行うことを決定した。
- アフガニスタンの政治プロセスは、2度のロヤジェルガ（国民大会議）により、移行政権の樹立、新憲法の採択・発効に至ったが、今後は、正式政権発足のための選挙の実施が課題となっている。
今月9日、アフガニスタン移行政権と国連（UNAMA（国連アフガニスタン支援ミッション）およびUNDP（国連開発計画））の合同選挙運営機構は、大統領選挙を本年10月9日に、また、議会選挙を明年4月から5月に実施する旨を公表し、同決定を受け、国際社会は、選挙実施経費（機構運営費、選挙準備、投票関連作業、安全対策、市民教育、政策広報・モニタリング、選挙監視支援および在外選挙）に係る支援の早期実施が求められている。
- わが国は、アフガニスタンにおける「平和の定着」実現のため、政治プロセス、治安
改善、復興の全てにわたる支援を実施してきおり、アフガニスタンの政治プロセスの総仕上げである選挙実施に対する支援の重要性を考慮し、今回の緊急無償資金協力を実施するものである。