ミャンマー連邦西部地方における
サイクロン被害に対する緊急援助について
平成16年5月28日
- わが国政府は、5月28日（金）、サイクロン発生による高波および強風被害を受けたミャンマー連邦政府に対し、約1,000万円の緊急援助物資（毛布、浄水器、ポリタンク、プラスチックシート等）を供与することを決定した。
- ミャンマーでは、19日（水）午前8時半から午後3時半にかけて、バングラデシュ国境のシットェ地区を中心に3メートル前後の高波が発生し、死者100名以上、被災者1万人以上、全壊・半倒壊家屋約2,000戸の被害（28日時点）をもたらした。現在、同地域周辺では、交通の遮断による食糧不足、井戸が使用不可能になったことによる飲料水不足、被災者のための住居の不足等の深刻な事態が発生している。このような状況の下、同国政府は、復旧のための自助努力を行うと共に、28日、わが国政府に対し緊急援助を要請をしてきたものであり、わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点より、同国に対し緊急援助を行うことを決定したものである。