国別地域別政策・情報 国別約束(年度別交換公文(E/N)データ)

マダガスカルにおけるサイクロン災害
に対する緊急援助について

平成16年3月16日


  1. わが国政府は、3月16日(火)、サイクロン災害を受けたマダガスカル共和国政府に対し、約1,600万円の緊急援助物資(テント、発電機、コードリール、浄水器、シャベル、石鹸、懐中電灯)を供与することを決定した。

  2. マダガスカルでは、2月のサイクロン「エリータ」に続き、過去20年間で最大級のサイクロン「ガフィロ」が3月7日(日)から10日(水)にかけて、最大風速300キロを伴って国土を2回にわたり横断し、多大な被害をもたらした。3月14日(日)の政府公表によれば、死者74名、行方不明169名、負傷者538名、建物損壊8,760件、家屋喪失19万9,454名であるが、今後調査が進むにつれて被害規模は拡大する見通しである。

  3. 現在、マダガスカルでは、広大な地域において被災者が不自由な避難生活を強いられている状況であり、マダガスカル政府は復旧のための自助努力を行っているが、国際社会よりの一層の支援が必要であるとして、3月8日(月)、マルセル・ランジェヴァ外務大臣およびスジャ内務大臣からマダガスカルに駐在する外交団に対して援助の要請が行われた。また、3月14日(日)、マーク・ラヴァルマナナ大統領は「エリータ」「ガフィロ」両サイクロンの犠牲者と深刻な被災状況に対し、同日全国民が喪に服するよう布告した。

  4. わが国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点、およびわが国とマダガスカル両国の友好関係に基づき、緊急援助を行うこととしたものである。

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