
イラクの「警察車両供与計画」
に対する緊急無償資金協力について
平成16年1月16日
- わが国政府は、1月16日(金)、イラクに対し、「警察車両供与計画」に資することを目的として、30億9,900万円の緊急無償資金協力を行うことを決定した。
- 現在、イラクの治安の安定のためには、イラク人による政府の樹立に向けた政治プロセスを進め、復興・復旧を進めることにより民生が安定することが重要であるとして、わが国政府としてもイラク国民の協力に主体的な協力を行っている。
今回の協力は、イラク内務省において、警察官等の訓練、配置等による警察組織の再建を進めているが、車両等の基本的な資機材が不足しているため、「警察車両供与計画」を策定し、620台(サマーワに20台)、およびバグダットの2ヵ所の自動車整備工場に必要な自動車整備器具一式の購入に必要な資金につきわが国政府に対し要請してきたものである。
- 今回の支援は、昨年10月に発表した、イラクの復興に対する当面の支援としての総額15億ドルの無償資金の一環として行うものであり、これらの車両は、イラク国内の警察およびイラク国境管理局を通じて、のべ27都市に配備される予定である。