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ナイジェリアにおける
髄膜炎の流行に対する緊急援助について

 

平成15年3月21日

  1. わが国政府は、3月20日(木)、髄膜炎の流行が拡大しているナイジェリア連邦共和国政府に対し、約680万円相当の緊急援助物資(予防用ワクチン、注射器及び注射器用廃棄箱)を供与することを決定した。

  2. ナイジェリアでは、昨年9月に髄膜炎の発生が確認されてから、ジガワ州等北部を中心に流行が拡大しており、これまでに全国で851症例、うち193名の死亡が確認された。

  3. ナイジェリア政府は、今般の髄膜炎の流行を深刻に受け止め、従来の感染症対応策とは別途、短期行動計画を策定の上、現在治療や予防にあたっているが、同国には十分なワクチンや抗生物質のストックが無いことから、国際社会より更なる援助を必要として、わが国政府に対して援助の要請を行った。

  4. わが国としては、わが国とナイジェリア両国の友好関係に鑑み、今回の髄膜炎の疾病者に対する人道的支援及びこれ以上の被害拡大を防ぐ保健衛生支援として、同国に対し緊急援助を行うこととしたものである。

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