
中国新疆ウイグル自治区における
地震被害に対する緊急援助について
平成15年2月28日
- わが国政府は、2月28日(金)、中国新疆ウイグル自治区において地震被害が発生したことを受け、中国政府に対し、15万ドルの緊急無償資金協力および総額約1,270万円相当の物資援助(テント40張、毛布1,200枚、簡易水槽3台、発電機5台、コードリール5台)からなる総額約3,000万円の緊急援助を行うこととした。
- 中国では、2月24日午前10時頃(日本時間同日午前11時頃)、中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区伽師-巴楚県付近において、マグニチュード6.8の地震が発生した。被災状況は、2月26日現在、死者266名、重傷者2,050名、軽傷者2,000名余り、家屋倒壊8,865戸、被災民3万3,000名となっている。
- 中国政府は復旧のための自助努力を行っているが、被災地の新疆ウイグル自治区は寒冷地であり、被災者は不自由な避難生活を強いられているため、今般、わが国政府に対して援助の要請がなされたものである。わが国としては、今回の災害の深刻さおよびわが国と中国との友好関係に鑑み、人道上の観点から、同国に対し緊急援助を行うこととした。