
マラウイの洪水災害に対する緊急援助について
平成15年1月28日
- わが国政府は、1月28日(火)、大規模な洪水災害に見舞われたマラウイ共和国に対し、約1,000万円相当の緊急援助物資(テント、簡易水槽、浄水器、ポリタンク)を供与することを決定した。
- マラウイでは1月2日から6日にかけて発生した熱帯低気圧「デルフィナ」(サイクロン8号)による洪水被害により、同国北部、中央部、南部にわたる広い地域で、農地、住宅、道路等が冠水したほか、高圧線鉄塔や幹線道路の橋が流される等多大な被害が発生し、現在までに判明している被害状況は死者7名、行方不明者3名、被災者19,265名、被災家屋3,853戸、被災農地5,465ヘクタール、被災農家59,996世帯である。
- このため、バキリ・ムルジ・マラウイ大統領は1月10日、「災害事態宣言」を発出し、国際社会に食糧やテント、毛布等緊急援助を要請するとともに、マラウイ政府は16日わが国政府に対し緊急援助の要請を行った。
- わが国政府としては、今回の災害の深刻さおよび日本・マラウイ両国の友好関係に鑑み、人道上の観点から緊急援助を行うこととしたものであ
る。