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メキシコの地震災害に対する緊急援助について

平成15年1月24日

  1. わが国政府は、1月24日(金)、大規模な地震災害に見舞われたメキシコ合衆国政府に対し、約1200万円相当の緊急援助物資(テント、毛布、スリーピングマット等)を供与することを決定した。

  2. メキシコでは、現地時間1月21日(火)午後8時08分(日本時間22日午前11時08分)頃、西部太平洋岸のコリマ市沖の海底において、深度10kmを震源とする強度7.6リヒテル(メキシコ国立地震学研究所発表)の地震が発生し、コリマ州、ハリスコ州等を中心に、中央部にあるメキシコ市を含む13州で大きな横揺れが感じられた。
     今回の地震は、過去25年間にメキシコで起きた大地震の中で5番目に入る大規模な地震であり、震源地から約500km離れたメキシコ市においても一部インフラ等に被害等が発生した。また、震源地に最も近いコリマ州では、死者29名、負傷者約500名で、被災者数は約3万人を数えているほか、全壊・半壊家屋数約5500件、被災した学校数約700校におよび、被害総額は1000万ペソ(約100万米ドル)に上っている。

  3. 現在、メキシコ政府では、コリマ州都コリマ市を含む同州5市町村に緊急事態宣言を発出し、食糧の配布、避難所の設置、医師団の派遣等自ら被災地の復興活動にあたるとともに、わが国政府に対し、緊急援助の要請を行った。

  4. わが国政府としては、今回の災害の深刻さおよび日本・メキシコ両国の友好関係に鑑み、人道上の観点から緊急援助を行うこととしたものである。

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