
グアムにおける
台風災害に対する緊急援助について
平成14年12月13日
- わが国政府は、12月13日(金)、台風被害を受けた米国領グアムに対し、約1,500万円相当の緊急援助物資(テント15張、毛布800枚、大工セット150セット、スリーピングマット400枚)を供与することを決定した。
この緊急物資引き渡し式は、14日(土)、玉井研志在ハガッニャ総領事およびギテレス・グアム知事の出席の下、行われる。
- グアムでは、12月8日台風26号(PONGSONA)が直撃し、同島の災害史上最大の壊滅的被害が発生し、島全体にわたって電気・水道が不通の状況が続いている。独立家屋の殆どが屋根や壁を吹き飛ばされ、ホテル等の大きな建物も窓ガラスの破損等により、全壊・半倒壊家屋は約3,000戸、浸水家屋も約6,000戸以上の被害を受け、シェルター避難者数は、約3,500名に上っている模様である。
- 現在、グアムでは、浸水や倒壊により被害を受けた被災者が不自由な避難生活を強いられており、米国政府は復旧作業に取り組んでいるが、本土からの距離もあり、当面の復旧のための物資の支援を必要として、地理的にも近接しており経済的にも関係が深いわが国政府に対して援助の要請を行った。
- わが国としては、今回の台風被害による被災者に対する人道的支援の観点と少なくとも復旧までに数ヵ月以上が見込まれている島の復旧の初期段階への支援の観点から、また、わが国と米国およびグアムとの友好関係に鑑み、グアムに対し緊急援助を行うこととしたものである。